
1. エミュレータとユーザシステムとの接続について
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1.5.2 推奨接続例(14 ピンタイプ)
E10A-USBエミュレータ使用時のH-UDIポートコネクタ(14ピンタイプ)とチップ間の推奨接続例を
図 1.5、UVCC 未接続時の接続例を図 1.6 に示します。
【注】 1. H-UDI ポートコネクタの N.C.ピンには何も接続しないでください。
2. /ASEMD0 端子は、E10A-USB を接続する場合"0"ですが、E10A-USB を未接続状態で動
作させる場合、信号レベルを"1"にする必要があります。
E10A-USB を使用する場合 :/ASEMD0 = " 0 " (ASE モード)
E10A-USB を使用しない場合:/ASEMD0 = " 1 " (通常モード)
図 1.5,図 1.6 は、E10A-USB 接続時"0"(GND 接続)になるように、E10A-USB のユーザイ
ンタフェースケーブルを接続した時、GND となる回路例です。
もし、/ASEMD0 端子をスイッチ等で切り替える場合、9pin は/ASEMD0 端子に接続せず、
GND に接続してください。
3. プルアップに連抵抗を使用する場合、他の端子によるノイズの影響を受ける可能性があ
りますので TCK は他の抵抗と分けてください。
4. H-UDI ポートコネクタとチップ間のパターン長はできるだけ短くしてください。また、
基板上で H-UDI ポートコネクタとチップ間以外への信号線の引き回しは行わないでくだ
さい。
5. UVCC 端子にユーザ電源を供給することにより、ユーザシステム電源 OFF 時 E10A-USB
からユーザシステムへのリーク電流を抑えることができます。これは、E10A-USB エミ
ュレータ内インタフェース回路には、内部電源またはユーザ電源(SW により切替)で駆動
するレベルシフタが実装されており、UVCC 端子に対しユーザ電源を供給する回路構成
にした場合、ユーザからの電源が供給されない限り、レベルシフタは駆動しません。こ
れにより、ユーザシステムの電源が切れている状態では、ユーザインタフェースから電
流が流れないようになっています。
また、ユーザインタフェースの I/O 電圧をユーザシステムの VccQ と同じ電圧にできます
ので、低電圧(3.3V 未満)で動作させる場合、UVCC 端子にユーザ電源(VccQ)を供給する
ようにしてください。この時、E10A-USB エミュレータのスイッチは、ユーザ電源を供
給する設定(SW2=1,SW3=1 側)としてください。
6. 下図に記載されている抵抗値は、参考値です。
7. E10A-USB エミュレータを使用しない場合の端子処理については、関連するデバイスの
ハードウェアマニュアルを参照してください。
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