
M306NKT-EPBユーザーズマニュアル 4.ハードウェア仕様
RJJ10J0681-0200 Rev.2.00 2006.10.16
プルアップ制御に関して:
● 製品は、入出力ポートの一部(ポートP0~P5、P10)をエミュレーションしています。このうち、ポー
トP0~P5については、プルアップ制御レジスタの設定が反映されません。必要に応じて添付の抵抗
アレイ(51kΩ)を装着してご使用ください。
● プルアップ制御レジスタ1 PUR1の初期値が異なります。CNVss端子へVccレベルを印可している場
合、実際のMCUではリセット時“02h”(ビット1 PU11が“1”)となりますが、本製品では“00h”と
なります。
サブクロックでのプロテクトビット2(PRC2)への“1”設定に関して:
● CPUクロックがサブクロック(低速モードまたは低消費電力モード)のとき、PRC2ビットを“1”(書き
込み許可)にしても、PRC2ビットで保護されるレジスタ(PD7, PD9 ,S3C ,S4C, S5C, S6Cレジスタ)へ書
き込みができない場合があります。PRC2ビットを“1”(書き込み許可)にするときおよびPRC2で保
護されるレジスタへ書き込むとき、CPUクロックをサブクロックにしないでください。
2分周モード時のプロテクトビット2(PRC2)への“1”設定に関して:
● 2分周モード時に以下の条件で、PRC2ビットを“1”(書き込み許可)にしても、PRC2ビットで保護さ
れるレジスタ( PD7, PD9, S3C, S4C, S5C, S6Cレジスタ)へ書き込みができない場合があります。
①ストップモード解除後から、ハードウェアリセットまでの間
②低消費電力モードにしてから、ハードウェアリセットまでの間
上記条件①または②で、PRC2ビットを“1”(書き込み許可)にするときおよびPRC2で保護されるレ
ジスタへ書き込むとき、CPUクロックをメインクロックの2分周にしないでください。
P1_5/D13/INT3, P1_6/D14/INT4, P1_7/D15/INT5端子入力しきい値に関して:
● 本製品ではP1_5/D13/INT3, P1_6/D14/INT4, P1_7/D15/INT5端子に関して、ポートおよびデータバス入
力はポートエミュレーション用FPGA(入力レベル:TTL)、INT割り込み入力は周辺機能エミュレート
用のエバリュエーションMCU(入力レベル:CMOSシュミット)と、入力されるデバイスと入力レベル
が異なっています。そのため、INT割り込み(立ち下がり)発生直後にポート入力レベルを読んだ場合
"H"に、INT割り込み(立ち上がり)発生前にポート入力レベルが"H"に読めることがあります。
KI0#~KI3#入力に関して:
● 実MCUではKI0#~KI3#はCMOSシュミット入力ですが、本製品はポートエミュレーション用FPGAを
使用したTTL入力です。そのため入力信号の変化が遅い場合、TTLレベルのスレッショルド付近(2.0V
~0.8V間)で不正な割り込みが発生する場合があります。
最終評価に関して:
● 最終評価は、評価用MCUでの実装評価を必ず実施してください。また、量産マスク投入前にはCS
(Commercial Sample) MCUでの実装評価を必ず実施してください。
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